地域を巻き込んだ本づくりが教えてくれたこと01 兵庫加東編

著者高橋雄大
定価1300円+税
ISBN なし
発売2026年2月8日
仕様B6判並製本・102頁

内容紹介

★ISBNのないリトルZINEシリーズです★

日本地域コンテンツ大賞2025で「内閣府地方創生推進事務局長賞」を受賞したローカル・マガジン『地元人 創刊号:兵庫加東』。その制作の舞台裏と、そこから見えてきた「地域の編集論」を一冊の軽出版本にまとめました。

「どうせ田舎だから」「何もないから」。そう言って自分たちのまちを卑下してしまう「諦め」や「自虐」とどう向き合い、乗り越えていったのか

バラバラに存在していた「土地の記憶(縦軸)」と「人の営み(横軸)」をどう編み上げ、地域の物語という線につないだのか。

きれいな成功法則ではありません。

地域の本質的な価値とは何か。地域内の誇りと地域外の興味を両立させる魅力的なコンテンツとは何か。

そんな問いのもと、泥臭い制作や取材のプロセスを通して地域の見え方がどう変わり、どんな広がりが生まれていったのかについて、ありのままに書き綴りました。

地域で本づくりチームを立ち上げ、地元の本をつくる。プロジェクト発起人の私にとって、それは地元を見つめ直し、誇り直す旅にほかなりませんでした。本書では、私自身の個人的な学びや気づきにも触れています。

とくに読んでいただきたいのは、自治体やまちづくりに関わる方、地域で思いをもって活動しているプレーヤーの皆さんです。「自分たちのまちでも地元本をつくってみたい」「地域の魅力をどう発信すればいいかわからない」。そうしたモヤモヤを抱えている方にこそ、ぜひ手にとってほしい一冊です。

読み終えたあと、きっと自らの地元や今いる場所をもう一度見つめてみようと思っていただけるはずです。どうぞ、あなたのまちの物語を見つけるヒントにしてください。

【これからの活動について】
本書発刊後、『地域を巻き込んだ本づくりが教えてくれたこと』というテーマで講演活動を積極的におこなっていきます。本書と講演をセットでご希望の地域の皆さま、下記の「講演のご案内」をぜひご覧ください。本書に書いた内容を種として、あなたのまちでも「地域を編む」実践につなげてほしい。そう願っています。

目次

プロローグ 大人が地元を嫌いなら、僕らも嫌いになる
大人たちの自虐が、子どもたちの誇りを殺している
地域の「かさぶた」の正体 
なぜ、本なのか。なぜ、巻き込むのか

第1章 違和感からの出発
ご当地雑誌への違和感
「考える営み」を放棄していないか
泥臭くても、血の通った本を
違和感を乗り越えて
伴走者として

第2章 地域をどう編集するか
地域の主体は「人」である
地域を編集する難しさ/「地方というテーマには手垢がついていませんか?」/
観光パンフレットには載らない「営み」/情報ではなく「人」を描く/
情報は、綴じられた瞬間に「構成(ストーリー)」を求める/身体を使って一次情報を取る大切さ
「土地」と「人」――その交わりに物語がある
ラジコン坂に意味が生まれた瞬間/いまの豊かさは、先人の犠牲の上にある/
「縦軸(土地)」と「横軸(人)」が交わるところ
地元の見えない価値を信じ、村全体をホテルに ――株式会社藤原 藤原弘三
製造業が、なぜ米づくりを?/土地そのものが、千年のアンティーク/村全体をひとつのホテルに
家族で土地を守り、豊かに生きる ――岩崎農園
地形を活かした逆転の発想/農業は自営。自分で売る大切さ
この土地に立ち、土との対話で世界へ ――セラミック・アーティスト竹内紘三
世界で評価される作品が生まれる場所/「俺にはこれしかなかった」/知らないからこそ、飛び込めた
編集とは「関係づける」こと
ベテラン編集者の教え/思いを巡らせる「展轉」の書

第3章 自分たちのまちは、自分たちで語ろう
「みんな」って誰のこと?
『みんなでつくる中国山地』のイベントにて/いま、錨を下ろしている場所/「地元」か「ジモト」か
仲間集めの基準
肩書きや立場ではなく熱量で選ぶ/組織の枠をはみ出す「クリエイティブな変人」たち/
プロジェクトに背骨を通した恩師の言葉/知性と外の目
高校生を巻き込む
対等な編集部員として/「ウグイスの鳴く練習」――大人の視点を壊す感性/バスから見える「人の営み」を面白がる
自分たちのまちは、自分たちで語ろう

第4章 本はゴールではない
本はゴールではなく、始まりだった
幸先の良いスタート/母との1年4か月
本をハブにして起きた化学反応
東京での作品展が導いた邂逅
本が導いた出会い直し
30年ぶりの再会と、同志としての共創/「ダブル・コウゾウ」の出会いとコラボ/
同級生との出会い直し、からの運営メンバーへ/恩師からの物心両面の支援
個人の小さな違和感が、社会的な確信へ
「内閣府地方創生推進事務局長賞」受賞

第5章 メディアからプラットフォームへ
本は、つくって終わりではない
『地元人』プロジェクトの真骨頂
「イベント」――ちゃんと伝えると、ちゃんと伝わる
本を持って、旅に出る/ダブル・コウゾウの対談、パワーアップ/「ちゃんと伝えると、ちゃんと伝わる」
「まちづくり」――本を軸に、まちを面白がる
スキルを活かした本気の遊び/映画と屋台と、フェスティバル
「本づくり」――「ジモトブックス・プロジェクト」の始動
他の地域に「型」を手渡す/『JIMOTOZINE』の立ち上げ/軽やかさを楽しむZINE講座
「教育」――次世代への種まき
高校生との協働プロセス/内閣府主催「地方創生☆政策アイデアコンテスト」での成果/
「先生になって戻ってくる」――卒業生が受け取ったバトン/「JIMOTO MEMO」――読者が完成させるラストページ

エピローグ あなたの「かさぶた」を剥がそう
足元を見つめれば、そこには必ず物語がある
ジモトブックス・プロジェクトへの招待状

 

講演のご案内

日本地域コンテンツ大賞2025で「内閣府地方創生推進事務局長賞」を受賞したローカル・マガジン『地元人』プロジェクトの発起人があなたのまちに伺います。

あなたのまちに眠る「物語」を、どう掘り起こし、未来へつなぐか。
見過ごされていた足元の価値を見つめ直し、地域の「誇り」を育むためのヒントをお話しします。

きれいな成功法則ではなく、泥臭い実践から見えてきた「地域の編集論(縦軸:土地の記憶 × 横軸:人の営み)」を、熱量そのままにお伝えします。

本アイテムは、講演会と、テキストとなるZINE『地域を巻き込んだ本づくりが教えてくれたこと 01 兵庫加東編』(10冊)がセットになったパッケージです。

■ セット内容
1. 講演(90分程度)
テーマ:「地域を巻き込んだ本づくりが教えてくれたこと」
形式:スライド資料を用いた講義形式(質疑応答含む)
講師:高橋武男(スタブロブックス株式会社 代表取締役)

2. 書籍 10冊
『地域を巻き込んだ本づくりが教えてくれたこと 01 兵庫加東編』(定価1,430円×10冊=14,300円相当)
※関係者への配布や、地域の図書館・公民館への寄贈、ワークショップのテキストとしてご活用ください。

■ 費用・条件について
セット価格:50,000円(税込)
交通費・宿泊費:別途実費をご請求させていただきます(兵庫県加東市発)。
※ご購入後、日程調整とともに別途やり取りをさせていただければと思います。

■ こんな地域におすすめ
「地域の魅力をどう発信すればいいかわからない」と悩む担当者様
「シビックプライド(地元の誇り)」を醸成したい自治体様
かたちだけのイベントではなく、次世代に残る「物語」をつくりたい地域団体様

【ご購入後の流れ】
ストアーズページより決済をお願いします。
数日以内に、当社担当よりメールにて日程調整のご連絡を差し上げます。
書籍10冊は、講演当日にお持ちするか、事前に郵送するかをお選びいただけます。

【予算・謝金規定について】
※予算に限りがある場合や、自治体・学校等の規定による謝金上限がある場合でも、まずは一度ご相談ください。内容や冊数などを調整し、可能な限りご希望に添えるようご提案させていただきます。

▼お問い合わせはこちら
https://stablobooks.co.jp/contact
※公費払い(請求書払い)をご希望の自治体・地域団体様は、ストアーズを通さず上記お問い合わせフォームより直接ご連絡ください。

皆さまのまちでお会いできること、楽しみにしております。